武田氏館跡@甲府市

武田氏館跡整備事業

2008年1月12日の産経新聞山梨版記事からの引用です。(編注・元号と西暦を追加)

甲府市は、国史跡に指定されている戦国大名・武田氏の館跡周辺の整備事業計画を発表した。武田氏館は躑躅(つつじ)ケ崎館と呼ばれ、永正16(1519)年に信玄の父、信虎が築いた。現在、跡地には武田神社が建っている。発掘調査に基づき整備を進め、敵を防ぐための土塁などの構造物は、可能なかぎり当時の工法で復元。信虎が館を築いて500年目にあたる平成31(2019)年度の完成を予定している。

甲府市では昭和45(1970)年から用地の取得を始め、平成7(1995)年から発掘調査に着手。平成16(2004)年に整備のための基本計画を策定した。
総整備面積は、約7万1000平方メートル。「大手門周辺」「北郭全域」「西曲輪」「梅翁曲輪」のエリアごと4期に分けて整備を行う。第1期工事はすでに先月末から始まっており、平成21(2009)年度までに当時、館の正面玄関だった館東側の「大手門周辺」(約2万5000平方メートル)の工事を行う。

2009.04.08 武田氏館跡大手門東史跡公園の公開
2009年4月16日に公開式典と散策会開催
2008.08.12 武田氏館大手口公園の完成
2008年7月に完成したとの報道があり、4月撮影の写真を掲載
2008.01.12 史跡武田氏館跡保存整備事業
2008年1月10日~
二十四将の屋敷跡
2006.11.19 武田氏館大手口の三日月堀遺跡
2006年4月29日 発掘調査説明会の記録
2007.01.20 風林火山リンク集
2007.01.20~2008.01.20 風林火山博の開催に合わせて作成したリンク集(更新終了)
参考ページ
甲府市教育委員会
2017.08.28 武田氏館跡の整備と活用
2014.09.05 史跡武田氏館跡発掘調査
2013.11.15 平成25年11月15日 民生文教委員会 史跡武田氏館跡整備事業の現地説明(甲府市議会 山中和男議員ホームページ記事)
甲府市 > 文化財めぐり甲府のお宝み~つけた!
2011.10.01 武田氏館跡
信玄公のまち 古府を歩く甲府市役所観光開発課甲府市観光協会
 武田信玄の生い立ちや偉業、武田二十四将の功績や屋敷跡などを詳しく紹介
2011.09.27 武田二十四将の屋敷跡
「史跡武田氏館跡保存整備委員会」
平成17_2005年11月30日~『平成16年度に策定された『史跡武田氏館跡基本構想・基本計画』に基づき、武田氏館跡の将来的な保存を前提とした環境整備と活用を検討する。』
「史跡武田氏館跡整備活用委員会」
平成7_1995年7月25日~(終了)
甲府市附属機関等の会議録ホームページ

甲府市議会平成9(1997)年3月定例会の「市議会だより」には以下の記述があります。

「文化財を活かしたモデル地域づくり」 構想の内容は
[問] 市長が表明されました、相川地区及びその周辺を対象とした「文化財を活かしたモデル地域づくり」が、地域の活性化に結びつき、「ゆたかさ」や「ゆとり」、「心のやすらぎ」や「快適さ」を実感できる街づくりとなりますよう期待しますが、その構想の趣旨と内容を、また、九年度事業費の内訳を具体的にお示しいただきたい。
[答] 史跡武田氏館跡整備基本構想・基本計画立案作業の一環として、「相川地区及びその周辺を対象とした、文化財を活かしたモデル地域づくり」の構想を策定するものであります。
 具体的には、武田氏館跡の整備を主体に、周辺文化財の整備・活用、街路整備、駐車場等の施設計画、動植物保護、美観形成、商業ゾーンの設定などを検討していく内容となっています。この構想の策定により、地域の伝統文化や歴史景観の保存、再生そして整備、活用を図り、地域住民にとっては住みやすく観光客にも魅力あふれた街づくりを目指したいと考えております。なお、平成九年度事業費の内訳は、史跡公有地化に伴う用地取得・建物補償等三億円、発掘調査費千三百万円、史跡公有地管理費三百三十万円、整備基本計画策定費九十万円でございます。