信玄公生誕500年、狼煙リレーが長野県から躑躅ヶ崎に

2021年10月30日、狼煙リレーが長野から武田神社に到達した

信玄公生誕500年、狼煙で66か所300キロつなぐ記念リレー…2時間半かけ到達(読売新聞 2021/11/01 10:12)
 武田信玄の生誕500年を記念した「狼煙 リレー」が10月30日、長野、山梨両県の計27市町村・66か所で行われ、総延長約300キロ・メートルを約2時間半かけてつないだ。【・・中間引用は省略・・】
 狼煙は午前11時、長野と愛知県境にある根羽村で最初に上がり、確認後に次の会場でも上げる形で実施。伊那谷を北上し、塩尻や諏訪地区を経由した後、武田氏の居館跡がある山梨県甲府市の 躑躅ヶ崎館に午後1時20分に到達した。
 武田氏に滅ぼされた諏訪氏の拠点があった長野県茅野市の上原城跡には山林組合や上原区長ら9人が集合。狼煙が上がったのを見届けた後、ドラム缶製のストーブに詰めた杉の葉にガスバーナーで火を付けると、煙突から勢いよく煙が上った。
 リレーは2008年に始まり、これまでは各地の「武田信玄狼煙会」などが独自に煙を上げていた。この日用いた専用ストーブは、地元で鉄工所を営む田中時彦さん(74)が製作した。今回で4度目の使用といい、「風が強いと煙はまっすぐ上がらない。今日は風がなくて良かった」と話した。
のろしリレーがあるのを知って書いた過去記事です・・
2016-09-06 武田信玄のろしを伊那谷から甲府へリレー
2018-09-25 武田信玄のろしリレーは長野県から山梨県武田神社につながる
すっかり忘れておりました。それもコロナ禍のせいです・・・
甲府市観光課(公式)Twitter(午後4:45 · 2021年10月30日) 『本日は信玄公が情報伝達に使ったとされる狼煙リレーを再現! 市内数カ所に発煙筒などを構え、長野県下伊那地域から甲府市へと狼煙を繋げました。 この狼煙のように、甲府市の歴史や信玄公の教えも大事に次世代へと紡いでいきます。』
第14回武田信玄狼煙リレー(甲府観光ナビ - 甲府市観光協会公式サイト)
各紙の報道・・・
 ◎ 戦国時代の人、大変だったね 伊那の児童ら火おこし練習(中日新聞)
 ◎ 信玄狼煙 山梨にリレー 30日に塩尻市内でも実施(市民タイムス)
◎ 武田信玄の「のろしリレー」再現 長野→山梨300キロを2時間で(毎日新聞長野版 021/7/6)
 戦国武将・武田信玄(1521~73年)が情報伝達のために使ったのろしリレーの再現を、「武田信玄狼煙(のろし)会」(秋山大一幹事長、事務局・長野県喬木村)を中心に歴史愛好者らが計画している。今回14回目だが、長野だけで行っていたのを初めて信玄本拠地の山梨県までつなぐ。300キロ近い距離を60カ所以上で中継。信玄生誕500年という節目の年に花を添える。
◎ 夢つなぐ狼煙で300キロ 信玄生誕500年で下伊那から山梨へ(信州・市民新聞グループ)
 山梨県内では11地点を結び、ゴールの「躑躅(つつじ)ケ崎館跡」である武田神社を目指した。境内には、陣幕を張って「本陣」が設けられ、武田家第17代当主・武田英信さんが「お屋形さま」となって待機。武田家家臣の子孫でつくる武田家旧温会役員から、「午後1時20分ごろにのろしを確認した」との知らせを受けた。
 秋山幹事長(62)は「のろしルートの再現にやっとこぎつけた。68カ所で尽力してくれた皆さんと成功の喜びを分かち合いたい。これを機に、さまざまな分野での協力体制をつくり上げていかれたら」と笑顔を浮かべていた。この日は根羽村から甲府市までの計10カ所でドローンを使った空撮も行い、後日編集して会員制交流サイト(SNS)での公開を予定している。
 ◎ のろしリレーで300キロ 根羽→甲府 過去最多の経由地(信濃毎日新聞)
 ◎ 第14回武田信玄狼煙(のろし)リレー ~武田信玄生誕500年記念~(山梨県北杜市)
◎ 10月30日に狼煙リレー 下伊那から甲府へ(2021年6月25日 長野日報)
 伊那谷と諏訪地域を結んで戦国時代の武将武田信玄が情報伝達の手段に使ったとされる狼煙を再現する「武田信玄狼煙会」は24日、下伊那郡喬木村内で開いた会合で、今年の第14回狼煙リレーを10月30日に開催することを決めた。リレーは今年の武田信玄生誕500年に併せ、初めて長野県を越え、信玄ゆかりの山梨県へつなぐ。
 狼煙リレーは同日現在、長野県内23市町村の50カ所と、山梨県内4市の8カ所で実施を予定。上伊那地方では伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村、中川村が参加する。駒ケ根市と飯島町、宮田村には現在参加を打診している。このほか、会員ではないが塩尻市の有志も参加する。
 当日は午前11時に下伊那郡の根羽、平谷、阿智、泰阜の4村で同時に着火。予定では午前11時25分ごろ、同郡松川町から中川村の陣馬形山を通過し、同11時45分ごろに辰野町を越えて塩尻市、正午に諏訪市、午後0時25分に富士見町から山梨県の北杜、韮崎、甲斐の3市を経て、午後1時ごろ甲府市に到達する。
 荒天時の開催日は翌10月31日。会代表の秋山大一幹事長=諏訪市=は「リレー開催日は、山梨県で実施する信玄公生誕500年記念イベントの期日に合わせた。十分な新型コロナ感染対策をした上で、リレーを通じた地域間の交流を深めたい」と述べた。