甲府市中心市街地活性化基本計画策定委員会

中心市街地活性化
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計画策定委員会
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第1回会議録

開催日時・平成19(2007)年5月22日(火)午後3時15分~午後5時
開催場所・県民情報プラザ3階大会議室 出席・15名

議事内容等

開会の後、事務局より、設置要綱に基づいて委員会についての説明を行った。続いて、各委員に自己紹介をお願いし、欠席者を除く13名の委員が順次行った。また、議長(委員長)については決定していないため、事務局より丸茂委員に仮議長を依頼し了承された。丸茂議員の進行の元、以下の議事に入った。

(1)役員の選任について

仮議長より、委員長・副委員長の選任方法について各委員に諮ったところ、事務局に案を求める声が挙がった。そのため事務局より案として、委員長については市原委員を、副委員長については輿石委員を推薦した。仮議長が事務局案を各委員に諮ったところ異議なく了承され、正副委員長が決定された。これを受けて、丸茂議員は仮議長の座を降りた。
引き続き、市原委員長が委員長就任の挨拶を行った後、議長に就任した。その中で、要綱第4条2項に基づき、甲府市と山梨県から首藤甲府副市長、深澤県商業振興金融課長をオブザーバーとして会議に出席してもらいたいとの提案があり、全員異議なく了承され、その後両名より自己紹介が行われた。

(2)計画策定について

委員長が事務局に説明を求め、事務局より、次の資料に基づき説明がされた。

中心市街地活性化基本計画の概略
 中心市街地活性化に関する法律が平成18年8月に大幅な改正がされたことに触れ、現在それに基づいて、市街地を活性化しようとする都市において基本計画の策定が進められていること、また全国においては青森市と富山市の基本計画が内閣総理大臣の認定を受けていることを説明した。

中心市街地活性化法の主要条文等
 主要条文を挙げ、幅広い活性化を進める必要性から名称変更があったこと、また旧法ではあまり取り上げていなかった居住に関する条文(中心市街地への居住等の促進)等について説明した。

中心市街地活性化法改正スキーム
市町村による基本方針の策定から、内閣総理大臣の認定、そして認定された後までの一連の流れを示した。また、甲府商工会議所が中心となって4月に設立された、中心市街地活性化協議会については、市が策定する基本計画に対して意見を述べることになっていることなどを説明した。

甲府市中心市街地の現状分析調査報告書(抜粋)
 甲府市中心市街地の抱える課題についての説明をした。また中心市街地の区域を地図により示した。(*報告書(全文)については後日改めて送付する、とした。)

甲府市中心市街地活性化協議会規約
 協議会の規約、会員名簿等を提示し、全国の中心市街地活性化協議会設置状況(甲府市は平成19年4月13日に設置)の説明をした。

その他資料=「甲府商工会議所コンパクトシティー研究会からの提案書」 「富山市中心市街地活性化基本計画(概要版)」等についても、概略の説明を行った。

(3)策定方針について

委員長が、事務局に説明を求め、事務局より、次の資料に基づき説明がされた。
甲府市中心市街地活性化基本計画策定方針
 計画にあたっての基本方針について、また計画に盛り込む基本的事項(計画期間・対象区域・目標設定)、今後の進行(策定作業・策定手順・関係組織)についての説明をした。その上で、「この計画には国の認定基準の5年を目途として実効性・成果が求められるが、だからといって全く夢のないものというのもどうなのかという部分もある。その辺りの調整を図りながら、皆さんの意見を伺いながらできるだけ内容の濃い計画を策定していきたい。」とした。

第3号議案までの流れを受けて、委員長より、「今までの話の中で、委員会の位置付けというものが委員にまだよく理解されていないのではないか。私としては、この基本計画は市がつくる、庁内検討会が骨格をなすべきだと考えている。あくまでも委員会としては、市から出てくるプラン、あるいはこれから出てくるであろうというプランに対して、それぞれの専門的な立場から意見を述べるものだと考えている。そういう面で、委員会の立場というのは、あまり肩に力を入れ過ぎないで、私たちの役割を果たせばそれで良いと考えている。」という意見が出された。

(4)今後の委員会日程について

事務局より、計画決定、国への計画申請までのスケジュール(平成19年4月~12月)が示された。
その後、委員長より、第4号議案まで全体を通しての質問・意見を求めたところ、次のようなやりとりが行われた。

【A委員】
中心市街地の設定区域について、今回の策定にあたっても旧計画で策定した110haを対象区域とすることを基本として検討するとのことだが、「暮らし」面のウェートが大きくなったということを考えると、設定の区域について、居住対象となるような地域を含めることを考え直す必要もあるのではないか?

【委員長】
委員会スケジュールの6月の研究の中に「計画区域の研究」という項目が挙がっているので、次回委員会の重要なテーマになろうかと思っている。

【B委員】
商業の活性化、産業の活性化というなら分かるが、色々なものを踏まえての地域の活性化というのはどういう状態を想定しているのか?

【事務局】
商業だけではなくて、そこに居住を含めていくということもある。公共的な部分、交通も含めて整備していくということもある。数値目標の中では、住む人も増え訪れる人も増えるということが地域全体の活性化のひとつと考えているが、今後色々な面でのご意見を伺いながら進めていきたい。

【B委員】
居住の活性化とはどういうことか?そこに大勢の方が住むということか?あるいは住んでいる人が生活を楽しめるという問題か?

【C委員】
商業地ではなく、まちの活性化というのは、賑わいを取り戻すとか、たくさんの人に集まってもらって楽しい時間を過ごせるような場がつくれることだと考える。何もかも「活性化」という曖昧模糊とした言葉ではなくて、具体的な内容を議論し、それを計画の中に盛り込んでいくということに是非やっていただきたい。

【委員長】
次の委員会は6月になると思うが、空白期間をおくとまた今回のような「活性化とはどうだ」という同じ話になり前に進まなくなる可能性がある。また情報交換の意味を込めても、定例の委員会の前に自由に発言をし合える場(意見交換会)を一度持ちたい。

【事務局】
とりあえず次回委員会の日程を決めた後に、今提案があった意見交換会について決めたい。

引き続き、事務局より、次回委員会の日程について、「開催日時:6月26日(火)午後3時から」と提案がされ、委員長より各委員に諮り、了承される。また、委員長より提案のあった意見交換会については、委員及びオブザーバーの予定を考慮し、「開催日時:6月19日(火)午後3時から、開催場所:県民情報プラザ3階大会議室」と調整され、了承された。

その他、委員より次の意見が出された。

【D委員】
資料を委員会が始まる数日前にいただきたい。また、今日はどういったことを目標で話していきたいか、どこまで達成したいのかを事前に示してもらえると、会議の能率化を図れるのではないか。

【事務局】
次回からは資料をできるだけ早く配布できるようにしたい。またその日達成すべき目標を示すことについても、すばらしい意見だと思うので参考にさせていただく。なお議事録についても今後送付していく予定で、市のホームページにも掲載するのでご承知おきいただきたい。

【A委員】
スケジュールの中に、今回の会で「策定方針の決定」とあるが、これはまだ決定ではないということでよいのか?

【事務局】
策定方針については、市は決済を取り決定させてもらっている。

【副市長】
補足として、策定方針については、一応こういう方針である、という程度のものだと考えている。この方針に縛られる必要はないので、この委員会は自由に活発に議論いただいて、どんどん市に意見を言ってほしい。実行性のあるものにするためには色々な立場からの協力が不可欠だと考えている。

最後に第4号議案に関して、委員長より事務局へ、次回の委員会及び意見交換会の開催日時の確認をするよう求めた。事務局は開催日時を再度各委員に報告し、議事を終了した。