長崎知事「最大級の警戒が必要」

長崎知事メッセージ

◇ 2020.11.13 長崎知事「最大級の警戒が必要」(11月13日 16時08分 NHK甲府放送局)
県内で新型コロナウイルスの感染者が過去最多のペースで急増していることを受けて長崎知事は13日会見を開き「最大級の警戒が必要だ。第3波が来ていると認識している」と述べ、改めて基本的な感染症対策を徹底するよう呼びかけました。
長崎知事は新型コロナウイルルスの感染者が急増していることから12日夜、緊急に専門家会議を開かれたことを受け13日、県庁で会見を開きました。
この中で長崎知事は「県内の感染者数は今月10日には13人、きのうまでの1週間の累計は50人となっていて、いずれも過去最多となっている。最大級の警戒が必要だ」と述べました。
その上で入院患者数が12日の時点で50人と過去最多になったとして、ことし7月に策定した病床確保計画に基づき、確保する病床数をおよそ70としている現在の「フェーズ1」から130以上とする「フェーズ2」に引き上げたことを明らかにしました。
そして、県民に対して、基本の感染防止対策が何よりも重要であることを改めて認識してほしいとして3密の回避やソーシャルディスタンスの確保手洗いの徹底などを呼びかけました。
さらに、会食をきっかけにした感染が起きているとして飲食店を訪れる際には、「やまなしグリーン・ゾーン認証制度」の認証を受けた施設を利用するとともに、店の感染防止対策ルールを順守してほしいと呼びかけました。
また、長崎知事は記者からの質問に対し「第3波が来ていると認識している」と危機感を示しました。
また、会見に同席した県立中央病院の平賀幸弘院長は医師4人を含む病院の職員5人の感染が確認されそのうち4人が会食で同席していたことなどについて「職員から、会合によって5人の新型コロナウイルス陽性者が出たことは大変残念に思っています。県民にはご不安ご心配かけて大変申し訳ありませんでした」と述べました。
その上で、今後は、3人以上での会食の自粛を全職員に周知したことなどを明らかにしました。
13日の会見で県の感染症対策を担当している藤井充参与は、最近の感染者の増加について「きのうまでの1週間の累計で感染者が50人出ている。その前の1週間は13人でさらにその前は1週間ごとに9人、4人、3人だったことから、いかにこの1週間で患者が急増したかがわかる」と述べました。
その上で「急増した確たる原因はわからないが、まちの様子や今回の1週間の感染者の発生状況をみると少し気が緩みがちになっているのではないかと専門家会議の中で指摘された」と述べました。
また、最近の感染の状況の多くが、感染者の濃厚接触者や接触者から派生した感染集団で、この1週間で6ケースあったことを明らかにした上で「感染経路不明の感染者が継続的に出ていてどこか県内にまだ発見されていない感染源がある可能性がある」として注意を呼びかけました。
また、感染者が多く発生している地域に行って感染する事例があり、山梨は地理的な近さから首都圏の感染者の増加に影響を受けている可能性を指摘しました。
その上で今後については「これ以上感染拡大をさせないためには県民一人一人の基本的な感染対策が極めて重要だ。これから寒い季節になると密集する密閉された空間で過ごす機会が多くなり、マスクの着用や換気に留意してもらう必要がある。県民には新型コロナウイルスを他人事だと思わず、自分のことだと思ってほしい。基本的な感染対策をすることによって、自分の身を守るだけでなく、家族や周りの人も守ることになる」と呼びかけました。
◇ 2020.11.13 知事臨時記者会見(令和2年11月13日金曜日) 知事から県民へのメッセージ ~新型コロナウイルス感染防止対策の徹底について~
 本日は、県内におきまして、新型コロナウイルス感染症患者さんが急増していることから、県民の皆様に対しまして改めて感染防止対策の徹底についてお願いを申し上げたいと思います。

 まず感染状況でございますが、県内の感染者数、11月10日には1日で13名、昨日までの1週間の累計は50名となっており、いずれも過去最多となっております。最大級の警戒が必要であります。このうち、県立高校におきまして生徒6名、県立中央病院におきまして医師4名を含む職員5名、別の病院におきまして職員2名、患者8名の感染が判明しているところであります。

 入院患者数は、昨日時点で50名と過去最多であり、昨日、病床確保のフェーズを引き上げ、フェーズ2を発動いたしました。今後、1週間から2週間の間に、130床まで受け入れを可能といたします。

 県民の皆様には、新型コロナウイルスの感染拡大防止には、基本の感染防止対策が何よりも重要であることを、改めて御認識をいただきたいと思います。すなわち、密閉、密集、密接のいわゆる3密を避けること、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの確保、さらには定期的な換気など、身近な場所に感染リスクがあることを十分認識していただいて、御自身の感染対策を、再度チェックをしていただきたく存じます。

 また、会食をきっかけにした感染が起こっております。飲食店を利用される際には、感染防止対策がとられました、グリーンゾーン認証の店舗をご利用いただきたいと思います。また、ご利用の際には、お店の感染防止対策ルールをきっちりと遵守していただくことを改めてお願いを申し上げます。

 関係機関に対しましては、県といたしまして、まず11月5日に対策本部会議を開催し、関係団体等を通じまして感染防止対策の徹底を呼びかけたところであります。

 しかしながら、現在の感染状況を踏まえまして、昨日までに、改めて県内の医療機関、小学校から大学専門学校に至る全ての教育機関、感染リスクの高い高齢者施設や、障害者施設、市町村などに対しまして、感染防止対策の一層の徹底を要請いたしました。加えてガイドラインに基づきまして休業要請の個別解除を行っている施設や、グリーンゾーン認証施設に対しましても、決して気を緩めることなく、再度、感染防止対策を徹底するように要請したところであります。

 県民の皆様におかれましては、家庭や職場での感染を広げないためにも、発熱や風邪の症状がある場合には、早めにかかりつけに御相談をいただくか、山梨県新型コロナウイルス感染症受診相談センターにお電話をしていただきたく存じます。

 新型コロナウイルスの感染を防ぎ、御自身、あるいは御家族を守るための行動を徹底していただくよう強くお願い申し上げます。
院長 当院の職員から、会食がもとで5名の新型コロナ陽性者が出ましたことは、大変残念に思っております。県民の皆様には御不安、御心配をおかけいたしまして、大変申し訳ありませんでした。 今月10日午後に当院職員が発熱、体調不良を訴え、PCR検査・抗原検査を即座に行いまして、新型コロナ感染症の陽性が判明いたしました。一報が入ると同時に、対策本部を立ち上げまして、当該陽性者の接触行動歴を調査しまして、濃厚接触者8名、接触者300名余りが明らかとなりました。さらに、同日夜を徹して、PCR検査と抗原検査を220件、フィルムアレイという検査を18件、翌11日にPCR検査と抗原検査を216件、フィルムアレイ40件と全検査700件を執行いたしました。その結果、残念ながらさらに4名の陽性が明らかとなりましたが、しかし、入院患者さんの陽性者は、1人もいらっしゃいませんでした。 以上の結果と、各陽性者の行動属性を勘案し、救急外来及び一般外来、一部を除いた病棟及び手術機能は堅持され、安全な診療が可能と判断いたしまして、診療の継続を行っております。 当院は、2月にダイヤモンドプリンセス号の乗客4名の方々以来、重症患者さん6名を含む60名余りの方を入院治療させていただいています。新型コロナ感染症以外の患者さんの診療ももちろんですが、安全で安心な医療を行うため、決して院内職員に陽性者を出さないとの信念で、3月末より週3回7時半よりコロナ対策会議を1日も休まず開催して参りました。そこから、毎日全職員の体温測定、健康調査、正面玄関での来院者の体温測定、手洗い、マスクの励行、院内隅々まで3密のチェック、職員全員の抗体検査も行っております。さらに、当院では1万件以上のPCR検査、3000件の抗原検査、4500件の抗体検査を3月より施行し、全入院患者さんの入院前PCR検査も行っております。また、頻回の全職員向けの研修会、さらに今回のように院内に陽性者が発生したとのシミュレーションに基づいた、多くの職員による訓練も2回行いました。夏休みや遠方への出張の際には、その前後でPCR検査も推奨いたしております。 以上のように、全職員一丸となった努力を行って参りましたが、今回の結果を招き、大変残念な思いです。しかし、今回の結果を教訓としてさらに問題点を洗い出し、1人の陽性者も出さない、あるいは万が一出た場合にも、患者さんに感染を及ばせず、病院機能を途絶させない体制づくりに邁進していく所存です。 なお、今後の防止策としては、一、感染対策のさらなる徹底、二として、今回の接触者には2、3日に1回のPCR検査・抗体検査を、自宅待機となっております濃厚接触者には2回のPCR抗体抗原検査を行う予定です。三として、複数での会食の自粛を周知いたしました。四として、今回の反省に基づいたさらなるシミュレーション訓練を行う予定です。以上中央病院からのお伝えです。本当に申し訳ありませんでした。
補佐官 山梨県における感染者が急増傾向にあるということから、昨日、急遽、専門家会議が開催されました。その中で意見交換をしたことについて、代表して藤井の方から発表させていただきます。 この感染者の急増ですが、昨日までの1週間、累計で50名出ています。その前の1週間を見てみますと13名、その前の1週間は9名、その前の1週間は4名、その前の1週間は3名です。ですから、いかにこの1週間患者が急増してきたかということがおわかりになると思います。 そういう状況を踏まえて、非常に現時点では警戒が必要な状況であるというのが、専門家会議の認識であります。 なぜこういう急増を起こしたのかということについては、なかなかこれといった確たる原因というものが分かりません。しかし、町の様子であるとか、今回のこの1週間の感染者の発生状況を見ていると、どうも少し気が緩みがちになっているのではないかということが、専門家会議の中でも指摘されました。 この急増についての現状認識になりますと、その多くが濃厚接触者接触者、接触者から発掘をされた、感染集団といいますか、複数の感染拡大を起こしているような集団というものが、この1週間特に発生しております。数え方にもよるのですが、複数の感染者を生じたものを私なりに数えますと、この1週間だけで6例ありました。これは関係者の努力によって、非常に丹念に濃厚接触者を掘り起こして、PCR検査をするということによって、かなりの感染者数が出てきている、逆に言うと、それによってある程度、これ以上の感染拡大が抑えられているということにもなると思っています。一つの例示として、濃厚接触者の中に、無症状の状況でPCR陽性になった方が複数出ています。そういうことで、かなり掘り起こしができていると言えるのではないかということです。 そして、現在急増はしていますが、感染集団がまた別の感染集団を次々と起こす、クラスターが次々と起こっているという状況には至っていません。現時点では、ある程度制御されている状況であろうという認識であります。 一方、継続的に感染経路不明な感染者が出ています。感染経路不明の方が県内各地で多発して、非常に混乱を極めているという状況ではないのですが、感染経路不明の方が継続的に出ているということは、やはり県内にも、まだ発見されていない感染源がある可能性があるということで、そこは注意が必要であろうということです。 そして、感染者が、どこでどういう形で感染をしたかという状況を見てみますと、感染者が多く発生している地域に行って感染したと推定をされる方、そして、そういうところの方と接触をして濃厚接触者になり、検査の結果感染が判明した方が見受けられます。そういう意味では、全国的に感染者が増加している中、特に、山梨県は地理的に首都圏と近いですから、首都圏の感染者の増加に影響を受けているのかなということです。 こういう状況を踏まえて、特に県民の方に対しては、知事から詳しい説明がありましたが、これ以上山梨県において感染拡大を来さないためには、やはり県民一人ひとりの、基本的な感染対策が極めて重要であろうということです。 先ほど、感染増加が気の緩みの一つではないかということを申し上げましたが、そのためにも、基本的な感染対策が重要であろうと思います。細かい感染対策については、知事の方からもお話がありましたが、一つ付け加えるとすると、これから寒い季節になります。そうするとどうしても、密集する、または、密閉をされた空間で過ごす機会が多くなります。ですので、マスクの着用、特に、換気に留意をしていただく必要があるだろうということです。 ぜひ、県民の皆様も、新型コロナウイルス感染症を他人ごとだと思わずに、自分のことだと思って、基本的な感染対策をすることによって、自分の身を守るだけでなく、周囲の方、そして家族も守ることになるので、ぜひ、お願いしたいと思います。
記者 平賀院長にお伺いしたいのですが、今回、複数での会食の自粛を周知したとのことですが、これまで、会食をする際の基準について明文化されたものはあったのでしょうか。 院長 明文化したものはありませんでした。しかし、GoToイート以前は、毎日のように放送で、複数での会食をしないようにということは申しておりました。ですから、そういった基準はないという状況です。 記者 今後、複数での会食の自粛は具体的に何人ぐらいということは決めているのでしょうか。 院長 今週月曜日、私院長の方から、情報系のメールで全職員に3名以上を複数と考えるということをメールさせていただきました。そういった状況です。 記者 先ほどの院長の御説明では、今回の反省を生かしてとのことでしたが、その後の御説明にあったように、病院の業務の中で広がったということではないと思います。今回の反省というのはどういったところにあるのかということと、3人以上での会食の自粛を周知したということですが、職員の方々の時間外の行動について、注意を促すということをどのような加減でやるのか教えていただけないでしょうか。 院長 おっしゃるとおりです。業務の中で起こったとは考えておりません。あくまで先ほど申し上げたように、主に会食で起こりましたので、院内での感染としては非常に薄いものだと考えています。ただし、発生した職員も大人ですので、今までプライベートなところまでの切り込みがなかったのは反省点だと思います。これからは、なかなかプライベートをどうするというのは難しいところなのですが、やはりその辺も注意喚起をしていかなければならないと重々反省しています。 記者 昨日、医療機関や教育機関に周知した文書の中に、これまでの基本的な対策を徹底して欲しいという内容がありましたが、今、院長がおっしゃったようにプライベートな部分での注意喚起まではなかったのですが、やはりそこは難しいということなのでしょうか。 知事 これまで医療機関の皆さんに対しては、様々な大変な御苦労をしていただくことに対する感謝とあわせて、県としても様々なサポートさせていただいているところです。併せて、県民の皆様からの御期待とか、それに対する使命というものもありますので、プライベートが難しいかどうかということよりは、ぜひ医療機関の皆様におかれましては、大変であることは重々承知しておりますが、もう一度、県民の皆様からの高い御期待に対して、高い使命感を再確認していただいて、これから特に重要な時期がやって参りますので、気を付けていただきたいと思いますが、これはほぼ全ての医療従事者の皆様が、私が言うのが失礼なくらい、当然に自覚されていることだろうと思いますので、敢えてそこには記載しておりません。 記者 藤井補佐官にお聞きしたいのですが、学校でのクラスター、特に部活動を中心となっていたかと思うのですが、改めて学校で集団生活をおくる上での注意点ですとか、部活動のような、どうしても近づいてしまうところでの注意点などを伺えたらと思います。 補佐官 特に学校現場だからという注意点は難しいところだと思いますが、感染対策の最も基本的なマスクの着用、距離をとる、手洗いをするという基本が一番ベースにあって、それを守っていることによって、ある程度集団で授業などを受けていても、感染は防止できるのではないかと思います。部活動の場合もやはり同じだと思いますが、特に部活動の場合、お互いが密接をしなければならないような部活動も色々とあると思うのですが、その場合はやはり、普通よりももっと気を付けて、体調管理も含めて気を付けてやってもらう必要があると思います。しかし、分かっているように無症状の状況でも他人に感染するおそれがあるということですから、いくら感染対策をやっていてもリスクをゼロにすることはできません。ただし、このリスクをいかに低減していくか、低めていくか、やはり原点は感染対策の基本をきちんと重視することだと思います。 記者 感染者のグラフの山を見ると、いわゆる3つ目が来ていると感じていますが、知事自身の認識としては第三波が来ていると認識されていますか。 知事 はい。第三波が来ていると認識しています。 記者 県は、グリーン・ゾーン認証の導入や独自の個別解除など、独自のアプローチをして、これまでは県外からもどうぞいらっしゃってくださいとおっしゃっていましたし、県民に対しても、例えば無尽の応援などで、安全な環境で会食を楽しんでくださいとむしろ推奨していたと思います。 今、第三波が来ているということでしたけれども、例えば、首都圏の往来は少し控えるべきじゃないかという議論も起きていると思いますが、知事はそのことに関してどのようにお考えでしょうか。 知事 首都圏の往来の自粛をお願いするまでには至ってないと思います。 先ほど藤井先生からもお話がありましたように、それぞれ皆様の、基本的な感染防止対策の徹底こそが、この局面においては大変重要なことであろうと思います。 これまでのところ、グリーン・ゾーン認証施設、あるいは個別解除施設に関しましては、感染の経路にはなっていないという事実もありますので、県民の皆様におかれましては、個々それぞれの基本的な感染防止対策を、再度、気を引き締め直して徹底していただくとともに、仮に外食をされる場合には、グリーン・ゾーン認証施設などの感染防止対策が徹底したところを利用していただき、なおかつ、そのお店が求める店内の運営ルールに従っていただくことで、この山は乗り越えられると思います。 記者 県境を越えた往来も引き続き歓迎するということでしょうか。 知事 その姿勢に現状変わりはありません。 記者 今、政府はGoToトラベルを中止することは考えていないということですが、このことについて知事はどうお考えですか。 知事 今申し上げたとおりであります。 首都圏との往来、旅行も含め往来については何ら制限が必要な段階には来ているとは思っていません。 首都圏から、GoToトラベルその他でお越しになられるお客様に関しましては、ぜひ県の認証施設を利用していただき、その認証施設内におきます感染防止ルールについては、必ず遵守していただくよう最大限の御協力を強く求めたいと思います。 以上