山梨県 感染者の3942例目(2021.08.23)

県内3942例目・新型コロナウイルス感染症患者の発生について

新型コロナウイルス感染症の発生・県庁発表 (県内3942例目 第1報) 甲府市発表
 2021.08. 第2報
【3942例目】2508例目の濃厚接触者(親族)
発生判明日:令和3年8月23日(月曜)
○概要
(1)年代:20代
(2)性別:男性
(3)居住地:山梨県
(4)生活圏:/管轄保健所:中北
(5)職業:
(6)症状・経過
  軽症
(7)行動歴(発症前2週間以内の渡航歴:なし)
  特記事項なし
(8)濃厚接触者
  
記者発表、その他
◇ 2021.08.23 病床などの使用率86.4% 県「医療提供体制に深刻な影響」(NHK甲府放送局 08月23日 17時07分)
山梨県によりますと、23日午前0時の時点で、重症者用を除いた病院と宿泊療養施設をあわせた病床などの使用率は86.4%と、前の日よりもさらにひっ迫しています。
県によりますと、この状況は「一般医療や救急医療の縮小など、医療提供体制に深刻な影響が生じる段階」だとしています。
また山梨県の試算では、感染者が1日あたり100人のペースで確認された場合には今週木曜日の26日にも、1日90人のペースで確認された場合には金曜日の27日にも病床が不足し、入院できない患者が出るおそれがあるとしています。
山梨大 県設置の宿泊療養施設に医師を24時間常駐へ(NHK甲府放送局 08月23日 17時07分)
新型コロナウイルスの感染者が急増するなかで、県が設置している富士河口湖町の宿泊療養施設について、山梨大学が医師を24時間常駐させるなど入所者への医療提供体制を強化することになりました。
県が、富士河口湖町のホテルを借りて設置している宿泊療養施設では、感染が確認された人のうち、症状がない人や軽症の人を受け入れて看護師が常駐するなどして入所者のケアを行っています。
山梨大学は、県から要請を受けて、より手厚い入所者のケアを行うため24日から本格的に施設の運営を担うことになり、23日、中央市の大学の医学部のキャンパスで会見を開きました。
それによりますと、これまでは施設内の医療従事者は看護師だけでしたが、24日からは最低2人以上の医師を24時間常駐させ、よりきめ細かく入所者の状況を把握します。
これにより、容体が悪化した場合などに、その場で医療的な措置や判断が行えるようになるほか、入所者の体調を集中的に観察することで、早期に自宅療養につなげるなど効率的な施設の運用につなげるとしています。
また、これまでは入所者の検温や体調確認など健康管理については、看護師が電話などで行っていましたが、山梨大学では、入所者自身が部屋から端末で体調などを入力する新たな健康観察システムを導入するということです。
このシステムで、看護する側にとって情報の共有や管理の向上、それに負担の軽減にもつながるということです。
山梨大学の島田眞路学長は「大学病院でも精いっぱいだが、重要なコロナ対応機関だと考えているのでぜひ支援したいと受諾した」と話しています。
報道記録
◇ 2021.08.23 新型コロナ 新たに58人感染 延べ3932人(08月23日 18時05分 NHK甲府放送局)
県と甲府市は、新たに男女58人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、10歳未満から90代までの男女あわせて58人です。
県内で感染が確認されたのは、延べ3932人となりました。
◇ 2021.08.23 新型コロナ58人感染 病床使用率8割超す(2021.08.23 19:24 YBS)
山梨県と甲府市は23日、新たに58人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の病床の使用率は初めて8割を超え危機的な状況が進行している。
感染が分かったのは、10歳未満~90代の男女58人で50人が軽症だ。月曜日としては過去最多となった。また、この土曜日、日曜日には合わせて173人の感染が判明した。このうち甲府市の介護施設では職員と入所者の計12人が感染するクラスターが発生した。今月の感染者は1518人で累計は延べ3932人となった。
県内の病床使用率は初めて8割を超え、82.3%となった。10万人当たりの療養者の87.4人と、新規感染者の73.7人ともに過去最も高い水準となっている。
また、県が算出している重症用を除く入院病床と宿泊療養施設を合わせた使用率は86.4%に上っていて、県は「医療提供体制に深刻な影響が出る段階」としている。今後1日100人ペースで新規感染者が発生すると、26日には入院できなくなる患者が出る恐れがあるとという。