山梨県 感染者の55例目(2020.05.02)

県内55例目・新型コロナウイルス感染症患者の発生について

新型コロナウイルス感染症患者の発生について(県内55例目 第1報 55-1.pdf)
 2020.05.03 第1報(帰宅日時訂正版)200503korona55.pdf  2020.05.04 第2報
【55例目】
○概要
(1)年代:20代
(2)性別:女性
(3)居住地:東京都
(4)生活圏:本県での滞在は、富士吉田市、鳴沢村、富士河口湖町
(5)職業:会社員
(6)症状・経過
  4月26日~味覚・嗅覚異常。
  5月 1日 帰国者・接触者相談センターに相談。
        帰国者・接触者外来を受診。
  5月 2日 PCR検査の結果、陽性判明。
        現在、自宅で待機中。現在の症状はなし。
(7)行動歴(発症前2週間以内の渡航歴︓なし)
 ~4月28日 東京の勤務先に出勤。
  4月29日 高速バス(15:15 バスタ新宿発山中湖旭日丘行、京王バス)で
        県内の実家に帰省。
        (新宿で乗車、富士急ハイランドバス停で下車、
         親族の運転する自家用車で帰宅)
  4月29日~5月1日 友人 (56例目)と複数回接触。
  4月30日 県内の友人宅でバーベキュー。
  5月 1日 整骨院を受診。友人とゴルフ練習。
  5月 2日 高速バス(09:25 山中湖旭日丘発バスタ新宿行、京王バス)で帰宅。
        (富士急ハイランドバス停で乗車、新宿で下車、徒歩で帰宅)
(8)濃厚接触者
  ・実家の親族4名、友人7名を濃厚接触者と特定。
   PCR検査の結果、1名が陽性(56例目)、その他10名は陰性。
  ・整骨院については、濃厚接触者なし。
   ※その他は現在調査中
新型コロナウイルス罹患者の弊社高速バスご利用について/2020.05.03 京王バス・お知らせ
◇ 利用高速バス(山梨県庁広報  現在特に注意が必要な情報 2020.05.03 掲載)
・4月29日(水)15:15 バスタ新宿発山中湖旭日丘行き京王バス
・5月02日(土)09:25 山中湖旭日丘発バスタ新宿行き京王バス

【第1報、訂正版】
(6)症状・経過
  4月26日~味覚・嗅覚異常。
  5月 1日 帰国者・接触者相談センターに相談。
  5月 2日 PCR検査の結果、陽性判明。
        現在、自宅で待機中。現在の症状はなし。
(7)行動歴(発症前2週間以内の渡航歴︓なし)
 ~4月28日 東京の勤務先に出勤。
  4月29日 高速バス(15:15 バスタ新宿発山中湖旭日丘行、京王バス)で
        県内の実家に帰省。
        (新宿で乗車、富士急ハイランドバス停で下車、
         親族の運転する自家用車で帰宅)
  4月30日 県内の友人宅でバーベキュー。
  5月 1日 高速バス(19:40 山中湖旭日丘発バスタ新宿行、京王バス)で帰宅。
  5月 2日 高速バス(09:25 山中湖旭日丘発バスタ新宿行、京王バス)で帰宅。
        (富士急ハイランドバス停で乗車、新宿で下車、徒歩で帰宅)
   ※その他は、現在調査中
(8)濃厚接触者 現在調査中
北麓地域の感染女性をめぐる中傷問題について(知事記者会見 令和2_2020年5月13日水曜日)
記者  北麓地域の感染女性をめぐる、インターネットでの中傷問題というのが今も尾を引いている部分があるように推察されます。報道では、県として保護対策に着手するというような記述も見受けられるのですが、実際に何か対策を考えている部分があるのかと、改めて今回のこの問題に関する知事のご見解、お気持ちについて教えてください。
知事
今回の北麓の方の問題に関しましては、関係部局としっかりかつ緊密に連絡をとりながら、対応をしているところです。

本件も含めまして、県では、新型コロナ対策の基本路線は、早期発見をして、早期治療につなげていきたいというところにあります。それが何よりも、患者さんの健康にとってよいということと、社会に対しても、感染拡大の防止に極めて有効であろうと考えております。それには患者さんの協力が何よりも必要です。感染したかもしれないと思った方が、保健所やお医者さんに行っていただくことが、まず何よりも大切なことであって、それが気兼ねなくできるような社会環境を整えていきたいと私は思っております。

多くの皆さんがこの感染症に対して大変心配をされている、警戒をされているのはとても良いことだと思いますが、ただ、それがいわゆる自粛警察などと言われているような、他人に対する過度な攻撃までいってしまうと、逆に社会全体として、感染をされた方、感染したかもしれない方が、水面下に潜ってしまって、状態をお伝えいただけないような状況が出てきてしまうのではないかという点を心配しております。また、その心配すべき状況に現在あると認識をしておりますので、改善をするべく、県としてできる取り組みをしていきたいと思っております。
記者  啓発、啓蒙活動というような理解になるのでしょうか。
知事
まずはそこだろうと思います。ただ、その恐怖感の背景というものもやはりあると思います。それは本当に感染したらどうしようとか、死んでしまうのではないかということを皆さんが恐れて、恐れるがゆえに過敏になっているという構造もあるのではないだろうかと思います。

山梨県は全国で最高水準の検査能力は持っておりますし、宿泊型の療養施設まで含めれば、病床の余力は現状十分ありますので、仮に山梨県で新型コロナウイルス感染症にかかったとしても、医療関係者挙げて対応できます。

正しく恐れていただけるような環境自体は、今、関係者が引き続き総力を挙げて作っているところですので、過度に心配せずに、正しく恐れる範囲で恐れていただける環境をつくることが、恐怖心をなくすための基盤整備としては重要だと思っております。また、そのような状況をお伝えして、多くの皆さんに正しく恐れていただけるような、啓発、情報提供もしっかりやっていくことで、誰もが過度に恐れずに、保健所もしくはお医者さまに行っていただけるような環境に結び付けていきたいと思います。
記者  北麓の感染女性が批判されているのは、帰省しないでくださいと呼びかけているのに不要不急の帰省をしたということと、陽性が判明した後に、公共交通機関に乗って帰ってしまったということと、その日時を虚偽の申告をしていたということだと思うのですが、そのことに関する認識を教えて下さい。
知事
そのこと自体大変遺憾に思っております。やはり何よりも陽性が判明した時に、周りにうつさない配慮というのが何よりも重要なことですので、そこは極めて残念だったと思います。

しかし、行政をあずかる立場としては、様々な行動をされる方がいる中で、何故その人がそのような行動をしてしまったのか、想像力を働かせて考えていかなければいけないと思っています。

もしかしたら、陽性が分かったことで、地域で大変な騒ぎになるのではないかとか、様々なご心配をされたのかもしれません。実際にあったかどうかわかりませんが、そのような可能性も念頭に置きながら、環境整備の一助としなければなりません。そういうことが仮にあったとしたら、そういうことがなくなるような社会環境を作る努力が、我々においても足りなかったのかもしれないということで、誰もが躊躇せずに事実を申告していただけるような環境づくりに、なお一層取り組むことが必要だろうという反省も、また新たにしています。
行政発信
◇ 2020.05.04 富士吉田市->令和2年5月報道発表資料->新型コロナウイルス感染者発生による5月7日(木)の市立小・中学校の登校日の中止(5月4日掲載)
報道発表資料
 市立小・中学校の休校に伴う登校日は5月7日(木)に予定していましたが、富士北麓地域での感染者発生を受け、中止します。なお、5月11日(月)からの分散登校日は、予定通り実施します。
◇ 2020.05.04 新たに2人感染判明 累計56人(2020.05.04 19:54 YBS)【記事抜粋】
 SNS上では女性を特定しようとしたり誹謗中傷する真意不明の書き込みが相次いでいて県は中傷をやめるよう呼びかけた。また、県警幹部の一人は「こうした行為は名誉棄損に当たる可能性があり被害申告があれば検討したい」としている。
◇ 2020.05.04 ひぼう中傷 県「女性に配慮を」(05月04日 19時06分 NHK甲府放送局)【記事抜粋】
 山梨県は、新型コロナウイルスへの感染が確認された直後に高速バスで東京の自宅に帰った20代の女性に対しインターネット上などでひぼう中傷が相次いでいることを受け、女性や家族に配慮してほしいと述べました。
女性は感染が確認された直後の2日、高速バスで東京の自宅に戻ったことなどからインターネット上などでひぼう中傷が相次いでいることを受け、県は、女性や家族に配慮してほしいと述べました。
報道記録
◇ 2020.05.04 陽性で帰京の女性に批判…山梨県「感染、本人責任ではない…配慮を」(2020.05.04 21:30 産経新聞山梨版)
 山梨県は4日、新型コロナウイルス感染が判明した後、高速バスで東京に戻った20代女性が、県内でPCR検査を受けた当日に整骨院やゴルフ練習場を利用していたと発表した。親族や友人ら計11人を濃厚接触者として検査した結果、既に感染が判明している20代男性以外は陰性だった。
 県によると、女性は2日朝に陽性の連絡を受けた後、高速バスで帰京。県には当初、1日夜に帰ったと虚偽の報告をしていた。県の担当者は女性がインターネット上で批判を受けていることについて「感染は本人の責任ではないので、配慮してほしい」と呼び掛けた。
 女性は4月26日に味覚と嗅覚に異常を感じたものの、28日まで都内で勤務。29日に高速バスで県内の実家に帰省し、翌日は友人宅でバーベキューをした。勤務先の同僚が陽性と分かり、今月1日に検査を受けていた。
◇ 2020.05.04 新型コロナ感染者の濃厚接触者 11人中10人が陰性(2020.05.04 20:53 UTY)
◇ 2020.05.04 都内と山梨の実家を往復した20代女性の新型コロナ感染者の濃厚接触者 11人中10人が陰性 ゴルフの練習をしていたことが判明(5/4(月) 20:53配信 UTY・Yahoo!ニュース)
山梨県は今月2日、新型コロナウイルスの感染が確認された20代の女性の濃厚接触者は11人いて3日に感染が確認された男性を除く全員が陰性だったと発表しました。
県によりますと2日に感染が確認された20代の女性は都内在住で先月29日から富士北麓地域の実家に帰省していました。
女性は県内に滞在中友人とバーベキューやゴルフの練習を行うなどして、2日に都内の自宅に戻りましたが、県のこれまでの調査で女性が滞在していた期間中、県内の濃厚接触者は11人いることが分かりました。
このうち複数回会っていたという20代の友人の男性が3日に感染が確認されています。
県は他の濃厚接触者についてもPCR検査を進めていて、これまでに男性を除く全員の陰性を確認しました。
県は引き続ききのう感染が確認された男性の濃厚接触者などを調べています。
◇ 2020.05.03 山梨に帰省の感染女性が虚偽報告「犬心配だった」 上京は陽性判明後 濃厚接触者も陽性(2020.05.03 21時03分 毎日新聞)
 帰省していた山梨県内で2日に新型コロナウイルス感染が確認された東京都の20代女性について同県は3日、PCR検査結果が出る前の1日夜に都内に帰宅したと発表していたが、実際の帰宅は陽性結果報告を受けた後の2日だったと訂正した。女性が虚偽の説明を保健所にしていた。女性は「飼っている犬が心配だった」などと述べているという。
 同県によると、女性は1日に県内で検査を受け、2日午前9時ごろ、保健所から陽性との報告を受けた。その際女性は「既に都内に帰宅している」と虚偽の説明をしたが、実際は同日午前10時過ぎに富士急ハイランドバス停から新宿行きの高速バスを利用し帰宅していたという。2日に県の記者会見を見ていた女性の知人から保健所に情報提供があり、明らかになった。県は感染者からの正確な情報収集を目的に特別チームを発足させているが、今回の虚偽報告については「実家で暮らす親族も女性と同じ虚偽申告だったので話の中で矛盾点は見つけられなかった」と話している。
 県の担当者は「この行為が周囲の人を危険にさらす行為だということを十分に理解してほしい。同じバスに乗車した人で健康状態に不安がある場合は最寄りの保健所に相談してほしい」と話している。
 県は3日、女性の濃厚接触者としてPCR検査をした県内在住の20代男性が新たに陽性だったと発表した。県内56例目。女性とバーベキューをしていた友人4人とは別という。【金子昇太】
◇ 2020.05.03 実家に待機せず高速バスで帰京(2020.05.03 20:46 NHK甲府放送局) 【以下は記事前段を略す】 
都内に住む20代の女性は、先月26日に味覚や嗅覚に異常を感じたあと28日まで勤務先に出勤し、29日に新宿発山中湖旭日丘行きの高速バスを利用して県内の実家に帰省しました。
その後、30日に県内にある友人の家でバーベキューをしましたが、勤務先の同僚が新型コロナウイルスに感染していることが分かったことなどから今月1日にPCR検査を受けたということです。
その際、県は女性に、検査結果が出るまで実家に待機するとともに公共交通機関の利用を控えるよう求めていました。
保健所が2日午前9時ごろ検査結果を伝えるため女性に連絡をした際に、女性は「1日夜の高速バスで都内に戻った」と話していたということですが、2日夜、保健所に「1日の夜に県内で女性を見かけた」という連絡が寄せられたため女性に改めて確認をしたところ、陽性と伝えられたあとの2日午前10時すぎに高速バスで都内に戻ったと話したということです。
女性が事実と異なる説明をしたことについて県は「理由はわからない」としています。
県は女性のさらに詳しい行動歴や濃厚接触者の有無などについて調べるとともに、大型連休中の不要不急の帰省や旅行を自粛し、家族からも帰省などを控えるよう伝えてほしいと改めて呼びかけています。
◇ 2020.05.03 新型コロナ感染の女性 陽性判明後バスで都内の自宅に戻る(2020.05.03 18:00 UTY)
◇ 2020.05.03 新型コロナ感染の女性が虚偽報告 陽性判明した後、高速バスで都内の自宅に戻る(5/3(日) 18:00配信 UTY・Yahoo!ニュース)
2日に新型コロナウイルスへの感染が確認された山梨県内に帰省中の女性が県から陽性の検査結果を聞いた後に高速バスで東京都内の自宅に戻っていたことが県の調査でわかりました。
2日に感染が確認されたのは東京都内に住む20代の女性会社員です。
この女性は味覚障害などの症状がでたあと、富士北麓地域にある実家に帰省し、1日に県内でPCR検査を受けました。
県の2日の会見では女性は高速バスで東京の自宅へ戻ったあとに県から陽性の検査結果を聞いたとしていましたが、その後の県の調査で女性の虚偽報告が判明しました。
実際は2日に県から陽性の結果を電話で通知された後、高速バスで都内の自宅に戻っていました。
県ではこの女性が都内との往復で乗車した京王バスの便名を公表し利用者で体調に不安がある人は最寄りの保健所に相談を呼びかけるとともに濃厚接触者について調査しています。
なお、県は帰省の自粛と感染が心配される症状がある時は特に外出を控えるよう、求めています。
◇ 2020.05.03 感染女性2日の高速バスで帰宅(2020.05.03 18:00 YBS)
2日に新型コロナウイルスへの感染が判明した20代女性が、同日朝の高速バスで都内の自宅に戻っていたことが分かった。
 県は2日、感染が判明した都内の20代女性について、1日夜の高速バスで都内に戻ったと説明していた。しかし、その後の調査で、2日午前9時25分山中湖旭日丘発バスタ新宿行き京王バスで帰宅したことが分かったという。
 県は「バスに乗車し健康が不安な人は最寄りの保健所に相談してほしい」としている。
 一方、甲府市は、感染者と接触した可能性のある甲府共立病院の職員や患者ら105人についてPCR検査の結果陰性だったと発表した。
◇ 2020.05.02 帰省女性感染で計55人に(05月02日 18時56分 NHK甲府放送局)
山梨県は2日、東京都に住む20代の女性が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
県内で感染が確認されたのはこれで55人です。
この女性は、味覚や嗅覚に異常が出ていたにもかかわらず、県内の実家に帰省していたということで、県はあらためて不要不急の帰省や旅行を自粛してほしいと呼びかけています。
県によりますと新たに感染が確認されたのは、東京都に住む20代の会社員の女性です。
女性は先月26日、味覚や嗅覚異常の症状が出たにもかかわらず、28日まで東京の勤務先に出勤したうえ、翌日29日に新宿発山中湖旭日丘行きの高速バスで、富士北麓地域にある実家に帰省したということです。
さらに、先月30日には、富士北麓地域にある友人の自宅で5人ほどでバーベキューをしていましたが、1日、東京の同僚が新型コロナウイルスに感染したことがわかったことなどからPCR検査を受けたところ、2日、感染が確認されたということです。

県は、女性に対し、検査の結果が出るまで実家で待機するとともに、公共交通機関の使用を控えてほしいと伝えましたが、女性はその日の夜の新宿行きの高速バスで東京に戻っていたということです。
県内の感染者はこれで55人となり、県は、女性の濃厚接触者などを詳しく調べています。
県は、あらためて、大型連休中の不要不急の帰省や旅行などを自粛するとともに、家族からも帰省などを控えるよう伝えてほしいと呼びかけています。

一方、甲府市は1日、感染が確認された80代の女性が先月22日にせきの症状が出た前後に、市内のデイサービスを利用していたことを明らかにしました。
市によりますと施設の同じテーブルで女性と食事するなどした利用者6人が、現時点での濃厚接触者と特定され今後、PCR検査を行うということです。
また、女性と同居する家族2人は、PCR検査の結果、陰性が確認されたということです。
◇ 2020.05.02 新型コロナウイルス 新たに2人の感染確認 県内55人に(2020.05.02 19:30 UTY)
山梨県内は1日から2日にかけて新たに2人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。
県内の感染者はこれで55人となりました。
県によりますと、2日に感染が確認されたのは都内在住で富士北麓地域の実家に帰省していた20代の会社員の女性です。
女性は先月26日に味覚や嗅覚に異常が出た後、29日に実家にバスで帰省しました。
そして30日には友人宅でバーベキューを行ったということです。
1日にPCR検査を受け、2日陽性が確認されましたが、女性は既にバスで都内に戻っていて、県は濃厚接触者などについて調べています。
県はゴールデンウィーク期間中の外出の自粛や、不要不急の帰省などを控えてほしいと改めて呼びかけています。
一方、山梨県甲府市によりますと1日に感染が確認された甲府市の80代の女性は、せきなどの症状が出る前日の4月21日から5月2日までに計3日間、市内のデイサービスを利用していました。
この施設の利用者6人が女性の濃厚接触者で、市は今後PCR検査を行うことにしています。
◇ 2020.05.02 検査結果出る前にバスで東京へ 山梨に帰省の女性が感染(2020年5月2日 18時56分 朝日新聞)
 山梨県は2日、東京都内に住む20代の会社員女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。女性は県内の実家に帰省中、PCR検査を受け、結果が出るまで実家での待機を求められた。しかし、その日の夜に高速バスで帰宅。その後、感染が判明した。県内の感染者は計55人となった。
 県によると、女性は4月26日に味覚と嗅覚(きゅうかく)に異常が出た。28日まで都内の会社に出勤。29日に新宿発の高速バスに乗り、富士急ハイランドバス停で下車、親族の車で帰省した。30日には県内の友人宅で4人とバーベキューをした。帰省中に買い物にも出たという。
 30日に勤務先の同僚の新型コロナ感染が判明した。女性は味覚と嗅覚の異常も続いていたため、今月1日に県内の帰国者・接触者相談センターに相談。PCR検査を受け、2日に陽性が判明した。現在、症状はなく、都内の自宅に待機しているという。