山梨県 感染者の36例目(2020.04.13)

県内36例目・新型コロナウイルス感染症患者の発生について

新型コロナウイルス感染症患者の発生について(県内36例目 甲府市発表 第3報)
【36例目】
○概要
 (1)年代:40代
 (2)性別:男
 (3)居住地:甲府市
 (4)生活圏:・・・
 (5)職業:タクシー乗務員(山梨第一交通株式会社)
 (6)症状、経過
  4月 6日 発熱(37.4°C)
  4月13日 発熱(38.8°C)、下痢、咳、味覚・嗅覚障害。
        PCR検査の結果、陽性であることが判明。
  4月14日 県内の感染症指定医療機関に入院。
 (7)行動歴
  4月4日以降は勤務していない。
 (8)濃厚接触者
  家族1人(母)、PCR検査の結果陰性だが、引き続き健康観察。
編者は原本(PDFファイル)構成を無視して、8項目に統一しました。
ちなみに公的な文書ではタクシー「乗務員」と表記されるのが通例ですから修正しました。
「県内の感染症指定医療機関」は 山梨大学医学部附属病院
患者さんは2020年4月23日に退院されました。(山梨大学医学部附属病院の情報発信による。2020.05.04 確認)、行政から続報はありませんが、母上もご健勝のことと存じます。
この件のポイントは、乗務員さんの感染はタクシーの乗客からではないかと考えられることです。タクシーの営業記録と発症が確認された地域を擦り合わせることは可能と思います。
記者会見内容
報道記録
◇ 2020.04.14 18:27 新型コロナウイルス感染36人(YBS)
 山梨県内では13日夜、新たに1人の新型コロナウイルス感染が確認され、感染者はこれで36人になった。こうした状況を受け、甲府市は屋外施設の利用を当面取りやめることを決めた。
 新たに感染がわかったのは、甲府市の40代男性。市によると、男性は、今月6日に発熱し、その後、せきや味覚障害などの症状もあったという。13日、帰国者・接触者相談センターに連絡し、PCR検査で感染が判明した。男性はタクシー運転手で、発症の2日前からは勤務していなかったという。県内では今月3日から13日まで、11日間連続で感染者が確認された。
 こうした状況を受け、甲府市は市の管理する屋外施設を14日から当面の間、休園・休館することを決めた。休園・休館となったのは、・遊亀公園附属動物園・緑ヶ丘スポーツ公園・青葉スポーツ広場など6つの施設と、すでに休館となっている施設に付随するグラウンドやテニスコートなど35の屋外施設。再開の時期については新型コロナウイルスの感染状況を見ながら検討するとしている。
◇ 2020.04.14 18:37 「35人目の感染者は保育園児」(04月14日 18時37分 NHK甲府放送局)
【前略】
一方、13日感染が確認された県内36人目となる甲府市内に住む40代男性はタクシー会社「山梨第一交通」のタクシー運転手だと発表しました。
この男性は今月6日に発熱の症状が出ましたがその2日前の今月4日以降勤務していないということです。
男性の母親が濃厚接触したということで市ではこの母親にPCR検査を受けてもらうとともに外出を控えてもらっているということです。
◇ 2020.04.14 20:59 医療崩壊防止へ 外出自粛求める 長崎知事「10日以内に100人予測も」(UTY)
山梨県内でも新型コロナウイルスの感染者が36人に上っていますが長崎知事は今の状態が続けば10日以内に100人に達するという予測があるとして県民に外出の自粛を改めて呼びかけています。
長崎知事は4月13日の臨時会見で県内でも4月に入り感染者が増加していることを踏まえ危機感を示しました。
知事は医療崩壊を防ぐために密閉、密集、密接のいわゆる3密に加え人が集まっての数十分以上の会話や飲食を避けるよう県民に協力を求めました。

一方、甲府市は先ほど会見し4月13日に感染が確認された甲府市の40代の男性は山梨第一交通のタクシー運転手と公表しました。
この男性は発熱があった日より前の4月4日以降、勤務していないということです。
このため濃厚接触者は母親1人だけでPCR検査をしています。

また35例目の峡南地域が生活圏の女児は4月12日に発症しましたがその前日から保育園に登園していませんでした。
このため濃厚接触者は園児など保育園の関係者にはなく両親ときょうだいの家族3人で検査の結果全て陰性でした。