山梨県 感染者の15例目(2020.04.06)

県内15例目・新型コロナウイルス感染症患者の発生について

新型コロナウイルス感染症患者の発生について(県内15例目 甲府市発表)
【15例目】
○概要
(1)年代:90代
(2)性別:女
(3)居住地:甲府市
(4)症状、経過
  4月 4日 発熱 (38.3℃)、胸部レントゲでは肺炎所見なし。
  4月 5日 PCRR検査の結果、陽性であることが判明
  4月 6日 午前 1時頃、感染症指定医療機関に入院
(5)行動歴(渡航歴など)
  直近での渡航歴はなく、2週間以上入院している(恵信甲府病院)
甲府市長・令和2年4月6日市長臨時記者会見
 甲府市内で発生した県内15例目の新型コロナウイルス感染症患者について、ご報告申し上げます。
 この度、甲府市が記者会見を行い、公表することにつきましては、昨年(2019年)4月より、本市が中核市となり保健所を持つことになりましたので、県との申し合わせにより、甲府市が公表するものであります。
【以上、今回の新型コロナウイルス感染症事案で甲府市が対処した理由が明確に説明されているので引用しておきます。】
報道記録
甲府市「90代女性院内感染か」(2020年04月06日 17時30分 NHK甲府放送局)
甲府市は6日、市内の病院に入院していた90代の女性が、新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
この病院は、先月末に感染が確認された20代の准看護師の男性の勤務先で、甲府市は「院内感染の可能性がある」としています。
甲府市によりますと新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、甲府市の恵信甲府病院に入院していた90代の女性で、県内で感染が確認されたのはこれで15人です。 女性は4日発熱し胸の部分のレントゲンでは肺炎の所見はありませんでしたが5日PCR検査を受けた結果陽性であることが判明しました。
女性は6日県内の別の感染症指定医療機関に入院したということで、現在の容体は安定しているということです。
甲府市によりますと、この女性は、先月31日に感染が確認された20代の准看護師が働いていたフロアに入院していたということです。
当初、市は女性について准看護師の濃厚接触者とは判断していませんでしたが、市では、検温や介助などで何らかの接触があったのではないかとしています。
そのうえで、潜伏期間を考慮すると准看護師からこの女性に感染した可能性があるとして「院内感染の可能性がある」としています。
甲府市は女性の接触者としてこのフロアに入院している患者27人と職員18人のあわせて45人すべてのPCR検査を実施することにしています。

県内感染相次ぐ 15人に(2020.04.06 21:26 YBS)
 県内では週末から新型コロナウイルスへの感染が相次いだ。これまでに感染者は15人に上っている。
 6日に感染が分かったのは、甲府市の恵信甲府病院に入院している90代の女性。恵信甲府病院は県内6例目の准看護師が勤務する病院で、女性は4日に38・3℃の発熱があり、きのうPCR検査をした結果、感染が分かった。
 市によると、女性は准看護師が勤務していたフロアに入院していて、病院内で感染が起きた可能性があるという。市は准看護師と90代女性の2人と同じフロアにいた患者と職員、あわせて45人のPCR検査を実施する方針だ。
 このほか、県内では先週金曜日から5日までに5人の感染が分かった。このうち10例目、11例目となる南アルプス市の30代と70代の親子については、それぞれの勤務先でも感染者が出ていて、職場で感染が広がっている可能性がある。
 県内の感染者は3月6日から29日までで4人だったが、30日からの8日間で11人増えていて、さらなる拡大が懸念される。