山梨県、3月は約6000人分 医療従事者向け

山梨県 3月に医療従事者向け12箱

◇ 2021.03.04 県内に第2便 優先接種用ワクチンが到着(2021.03.04 18:45 YBS)
医療従事者に優先接種される新型コロナウイルスワクチンが4日、県内の病院に到着した。到着したのは、米国ファイザー社製のワクチン3箱で約3000回分の接種が可能だ。県立中央病院、山梨大学付属病院、富士吉田市立病院に1箱ずつ配送された。
接種は配送された3病院や受け入れに協力する医療機関などで、医療従事者や救急隊員らを対象に8日から始まる見通しだ。
県によると、優先接種の対象となる医療従事者は県内では約3万人に上るが、今月中に届くワクチンは6000人分にとどまるという。県は6月末までに優先接種を終えたい考えだ。
一方、医療従事者への先行接種が進む山梨病院では4日、職員204人の1回目の接種が終了した。37度ほどの発熱があった人もいたが、山梨病院は「国への報告が必要な副反応は確認されていない」としている。2回目の接種については、12日に始め25日に終える方針だ。
このほか、65歳以上の高齢者用のワクチンは、来月5日以降に県内に搬入され、接種は12日以降に始まる見通しだ。
◇ 2021.03.04 医療従事者優先接種ワクチン到着(03月04日 12時04分 NHK甲府放送局)
医療従事者などを対象に、優先的に接種される新型コロナウイルスのワクチンが、4日、県内の3つの医療機関に届けられました。
4日、届けられたのは、新型コロナウイルスの患者と接する機会の多い、重点医療機関の医療従事者などを対象にした優先接種のためのワクチンです。
4日は県内の3つの医療機関にワクチンが届けられ、このうち、甲府市の県立中央病院には、午前9時すぎにワクチンを積んだトラックが到着し975回分が運び込まれていきました。
県立中央病院では、今月8日からワクチンの接種を開始する予定で、病院内の対象者の3分の1ほどにあたる590人が1回目の接種をし、残るワクチンはほかの重点医療機関などに配られるということです。
県立中央病院の平賀幸弘院長は「待ちに待ったワクチンが搬入され大変喜んでいます。これでコロナ診療の第一線に携わる医療者に、安心と安全をある程度確保できます。搬入が増えれば全職員に接種したい」と話していました。
4日は、このほか山梨大学医学部附属病院富士吉田市立病院にも優先接種のワクチンが配布され、県立中央病院の分と合わせて3000回分が届けられたということです。
県によりますと、優先接種の対象となっている県内の医療従事者などはおよそ3万人で、県では6月末までには接種を終えたいとしています。
◇ 2021.03.03 新型コロナウイルス 医療従事者向けワクチン大幅不足(2021.03.03 19:00 UTY)
新型コロナウイルスのワクチンは3月8日以降、医療従事者の優先接種が始まりますが、ワクチンの供給量が大幅に不足しています。
新型コロナ治療の重点医療機関となっている山梨大学医学部附属病院は希望する医療従事者全員が接種できるよう求めています。
山梨大学医学部附属病院では3月2日夜、3月8日以降から始まる医療従事者向けのワクチン接種に向けた説明会が開かれました。
また接種後の副反応について注射部位の痛みや倦怠感、頭痛などの症状が出ることや10万人に1人という確率でアナフィラキシーショックという命に関わるアレルギー反応が出る恐れがあり、その際の救急のバックアップ体制についても説明がありました。
こうした準備の一方で今、課題となっているのは、ワクチンの供給量です。
3月、県内に納入されるワクチンは約6000人分。
これを医療従事者に配分しますが県が病院にした説明では山梨大学医学部附属病院を含め新型コロナの重点医療機関となっている病院には接種予定者の35パーセント、ほかの病院で25パーセント、地域の診療所などには10パーセントしか供給されないというのです。
山梨大学医学部附属病院では希望する医療従事者が約1800人いるのに対して約600人分しか配分されません。
しかもワクチンは4月以降の医療従事者向けの供給量は現段階では見通しがつかず今回接種できなかった場合は高齢者の接種が終わった後になるということです。
山梨大学医学部附属病院では希望する医療従事者全員にワクチン接種が出来るよう求めています。
これについて県は「国に対して十分かつ早期の配分をお願いしたい」としています。
◇ 2021.03.02 新型コロナワクチン 3月は約6000人分 医療従事者向け 3月の配送は2割程度(UTY 2021.03.02 19:00)
医療従事者向けの優先接種用のワクチンが、今週から山梨県内に配送されることがわかりました。
3月中に届く見込みの量は、約6000人分と対象となる医療従事者の2割程度だということです。
ワクチン接種をめぐっては、全国100の病院で医療従事者への先行接種が始まり、県内でも2月から甲府市の山梨病院で行われています。
さらに、3月から民間病院など医療従事者向けの優先接種が始まる予定で、県によりますとその接種用のワクチンが、今週中にも県内に届き始めるということです。
ワクチンは今週、来週、3月22日の週、それに29日の週に届く予定で、それぞれ3箱ずつあわせて12箱です。
1箱で975回分の接種ができ、ファイザー社製のワクチンは、1人2回の接種となるため、3月県内に届く量は5850人分相当と、優先接種の対象となる県内の医療従事者約3万人の2割程度となります。
県は、新型コロナ患者の受け入れを行っている医療機関を中心に、ワクチンの配分を検討していて、接種は来週から始まる見通しです。
一方、4月12日から始まる65歳以上の高齢者向けのワクチン接種に向けた準備も進められています。
3月2日は、県バス協会と自治体の会議が市川三郷町で初めて行われました。
協会の担当者は、バスは移動だけでなく、待機スペースとしても活用できるなどと提案していました。
市川三郷町の高齢者は約6200人で、町は協会の提案を検討していきたいとしています。