こうした状況を踏まえまして、4県が一致団結して難局に立ち向かい、ゴールデンウイークにおける首都圏からの観光客等の流入はもちろん、4県間での往来をも強力に抑制し、各県の緊急事態措置を実効あらしめるために共同宣言を行うものであります。
具体的には、4県知事共同の呼び掛け動画とポスターを制作し、あらゆる手段を使って、それぞれの県への来県自粛をお願いし、その徹底を図って参りたいと考えております。
改めて申し上げますが、「人と人との接触8割削減」「都道府県境を越えた人の移動の最小化」これは国を挙げての取り組みでありまして、正に新型コロナウイルスの感染を収束に向かわせるために必要な、今は我慢の時ということでございます。
本県では既に、ゴールデンウイーク中における多数の観光客の来県に不安を抱く県内全市町村と共に 「苦渋の決断 今はまだ、山梨に来ないで宣言」 を発出しているところでありますが、観光を主要産業の一つとする本県として、大変辛い、苦渋の決断というのも生易しいくらい切ない、断腸の思いでありますが、今この瞬間が山場だと思いますので、県民の皆様には引き続き、外出自粛や休業の要請に対しての御協力と御理解をいただきたいと思いますし、やむなく山梨に来られた方は、県民の皆様と同様に不要不急の外出をお控えいただきたいと思います。そして何よりも、山梨県を含め、新潟、長野、静岡の4県に来ようとするお知り合いがいましたら、ゴールデンウイークだけは申し訳ありませんが勘弁してくださいという私どもの意思をお伝えいただければと思います。
繰り返しになりますが、このゴールデンウイークが最大の山場と言われておりますので、県民の皆様、そして全国の皆様と力を合わせて、この感染症の早期封じ込めに最後のひと踏ん張りとなるように、御理解をいただければ幸いに思います。