ＰＣＲとは

PCR検査とは ～五本木クリニック｜東京目黒区～
検査方法
　尿、粘膜などの検体を採取し、目的の病原体のDNA配列にくっつけられる「プライマー」という短いDNAを用いて、温度を上げ下げしたりDNA合成酵素の働きを利用したりして目的のDNAを増やします。遺伝子は通常肉眼では確認できませんが、PCR法では数時間でDNAを100万倍に増やすことができるため、増やしたDNAを染色して検出装置にかけることで、それが目的のDNAであるかどうかを目で確認することができます。目的の病原体のDNAを確認することができれば「陽性」、確認することができなければ「陰性」と判定されます。

当院では新型コロナウイルスのPCR検査は行っておりません
◇ 当院の新型コロナウイルスに対する考え方をブログにしてありますので、お読みいただければ幸いに存じます。・・・
◇ 2020年02月19日　新型コロナウイルス感染をPCRで判定しても、様々な問題が発生する可能性があります。

◇ 新型肺炎に関する誤った解釈がメディアに掲載されていることも、併せて危惧しております。・・・
◇ 2020年03月26日　「日本はPCR検査を積極的に行わないので、新型肺炎の致死率が高い」は大間違い。

◇ Wikipedia_ポリメラーゼ連鎖反応
　ポリメラーゼ連鎖反応（ポリメラーゼれんさはんのう、英:polymerase chain reaction）は、DNAサンプルから特定領域を数百万〜数十億倍に増幅する、分子生物学の分野で広く使用されている一連の反応またはその技術である。英語表記の頭文字を取ってPCR法、あるいは単純にPCRと呼ばれる場合が多い。

感染症への応用
PCRは、細菌やウイルスによって引き起こされる感染症の、高感度で迅速な診断に役立っている[20]。PCRでは、 マイコバクテリア や嫌気性細菌 、または組織培養アッセイや動物モデルからのウイルスなど、培養できない微生物や成長の遅い微生物の迅速な同定も可能である。またPCR診断は、感染性病原体の検出のみならず、その細菌が特定の遺伝子を持っているかどうかを判断することで、非病原性株か病原性株かを区別できる[20][21]。 一方で、様々な欠点も報告されている（後述）。

感染症診断におけるPCRの特徴
　PCRは非常に強力で実用的な研究ツールであり、実際に多くの感染症において、病因の配列決定はPCRを用いて解明されている。
この手法は、既知ウイルスや未知ウイルスの識別するのに役立ち、疾患自体の理解に大きく貢献している。手順をさらに簡素化でき、高感度の検出システムを開発できれば、PCRは今後臨床検査室の重要な位置を占めるようになると考えられている。
しかしながら、感染症診断におけるPCRの利用には、利点のみならず様々な欠点も指摘されている。
　利点　病原体の違いにかかわらず検査方法が基本的に同じである。【編注・引用省略しています】
　欠点　核酸の増幅には反応阻害物の生成などによる反応効率の低下などの影響があるため限界があり、核酸が検出可能な量にまで増幅できなければ結果は陰性となるが、そのような場合には病原体の存在を否定できない。【編注・引用省略しています】